自分への祝退職のご褒美(なにか違う気もするけど・・・)として定禅寺通りにある宮城県民会館にて村治佳織&仙台フルハーモニー管弦楽団「アランフェス協奏曲」鑑賞して参りました。
なま佳織姉さんの演奏が聴きたくて、特にロドリーゴ作曲の「アランフェス協奏曲」が好きでとっても楽しみにしてました。座席もちょうど演奏者の視線と同じくらいで観られる位置だったので大変満足でした。
オープニングは仙台フィルのみの演奏で打楽器を使わない静かにゆっくりと始まり、Pastral(牧歌風)~Jiga(ジーグ)へと段々場の空気を暖めていきました。
2曲目「Zarabanda de amor(愛のサラバンダ)」で佳織姉さん登場です。ベースに黒を着てその上にシャープで真っ赤なドレスを装ってとてもかっこ良かったです。只最初緊張と髪をまとめ過ぎたのか顔が引きつった感じを受け、ちょっと別人に見えてしまいました(苦笑)。曲に入ると佳織姉さんお得意の早引きが始まり、情熱的なラテンミュージックをオケが加わることによって気品と音のあつみが増し心地よかったです。
3曲目でメインの「アランフェス協奏曲」が演奏され・・・文句なく最高でした。あの「必殺仕事人」のテーマっぽい所が好きで、もうギターソロのところは鳥肌立ちました。
この後休憩が入りその後、佳織姉さんのギターソロ2曲が続きます。登場は白いレース地のドレスに着替えての登場で、まとめ髪も少し緩めになった模様で最初よりは緩んだけれどまだ顔が引きつってました(苦笑)。あの早引きは凄いですね。どこで主旋律弾いているのか分からないくらい軽やかに素早い指の動きでした。演奏が終わってほっとしたのか佳織姉さんの引きつった顔が緩み素敵な笑顔へと変わっていきました(この時聴衆の男性陣のハートをがっちり掴んだのは言うまでもありません・・・苦笑)。
2曲ソロを終え、出番が終わりなんだなぁと皆拍手で送っていたら、佳織姉さんまた出てきてアンコールに答えてくれ、手持ちの曲がなかったのか、聴衆のレベルを理解しての選曲かわかりませんが、名曲「禁じられた遊び」を演奏してくれました。プロの「禁じられた遊び」を聴くのは初めてで聴いている間鳥肌立ちまくりでした。その後、一度場を去ったもののやまぬ拍手でまた戻り、「オケの人が待っているので・・・」と苦笑まじりにタンゴの一曲(曲名分からず・・苦笑)をささっと弾いて終わりました。左足でギターを固定して5本の指を広げて弾く様はかっこ良かったです。
最後は仙台フィルによるバレエ音楽「三角帽子」よりの演奏で締めくくられ、あっという間の2時間でした。只腹立つのは、演奏の合間に「ブラボー」と叫ぶブラボーおじさん・・・うざい・・・せっかくの曲と曲の余韻楽しもうとしている人だっているのだから・・・ほんと腹立つ。
今度は純粋にクラシック聴くのも悪くないなと思いました。次はなまで葉加瀬太郎聴いてみたいかも・・・。

