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5千円で、跳んでいる佐渡裕を生で観られるなんて・・・しかも今住んでいる家の目と鼻の先で・・・大満足の一日でした。

当日は、開場5分前に付いたら、ずらずらと中高生が開場入口に並んでいることにまず驚き(2千円はお得だよなぁ)、一般入場者が金管楽器持って入場している事に驚き(後々謎が解けたんですけど・・・)、色々驚きながら開場に入り、近所の本屋(今回初めて存在に気付くw)で買った前方ど真ん中の席(地元の利w)で鑑賞致しました。

 


+ + + + + + + + + +

第一部はDショスターコヴィッチの「祝典序曲」から始まり、終始軽快なテンポで華々しい演奏でした。後の佐渡さんの解説で、ショスターコヴィッチは当時のソ連政府(スターリンの時代)にさかんに批難を受けていて、この作品は1940年代には完成していたのにもかかわらず1953年のスターリン死去の翌年まで初演されなかった曰く付きの作品らしい・・・。2曲目はワーグナーの「エルザの大聖堂への行列」で、原曲はよく知らないのですが、全体的にロングトーンが多くてみんな頑張っているなぁと思った演奏でした。素敵でしたよ。3曲目の「メトロポリス」はジャズテイストで近未来を表現しているような無機質で先の不安のような感じを受ける作品でした。ドラクエⅣのラスボスのテーマっぽい(交響組曲版持ってますw)と感じたのは私だけでしょうか?(いやいないだろう・・・反語成立w)。

 第2部は、佐渡さんのトークも交え“音楽のおもちゃ箱”と題して、岩井直溥作品のレパートリーの演奏でした。ここから佐渡&シエナ マジック(営業方法かな?)と言うのでしょうか?客先のハートをがっちり掴んでいきます。まずは映画“スウィングガールズ”で有名になった「シング・シング・シング」、佐渡さん始めオケのメンバーもノリノリで、ソロパートはコンマス・コンミス筆頭にキッチリカッコ良く魅せてくれました。2曲目は佐渡さんが中学校の時にコンクールの課題曲だった作品「メインストリートで」の演奏、最後に佐渡さん自らフルートの演奏が入るサプライズありととても楽しめました。演奏後に「中学校のころおもいだすなぁ。あの頃の楽器の匂いが蘇ってくるよ・・・やっぱりプロはうまいねぇ。」と観客の拍手への照れ隠しの様なコメントで客席を沸かせておりました。確かになぁ昔小学生の頃学校のブラバンでクラリネットやっていた記憶少し蘇ったかも・・・楽器と音楽室とリードの匂い・・・懐かしい。3曲目は・・・客席も全員参加の「マンボーNO.5」。佐渡さんとオケの方々はドリフの雷様依頼に見たビニールのかぶりものにヒラヒラの衣装を纏い、各パートから代表で踊り専門の方が前に出て弾けた踊りを演奏に合わせて踊ってました。我々観客も簡単な振りと歌詞を教えてもらい演奏に合わせみんな楽しく踊ってました。締めの4曲目は「アフリカンシンフォニー(だったかな?自身無し)」で・・・甲子園の応援で最後のチャンスあたりに流れるかっこいい曲という記憶しかないのですが・・・、佐渡さんはほとんど指揮棒振ってなくてオケにお任せのような感じで・・・演奏はとにかくカッコ良い~最初から鳥肌立ちまくりでした。

第3部は”ショスターコビッチ生誕100年”としてまずはジャズ組曲第1番の演奏・・・ジャズにしてはかたぐるしいなぁという作品・・・佐渡さんのフォローコメントで当時のソ連はジャズの地位向上を国で推進していたらしく、当作品が理想のジャズだったらしいです。社交ダンスっぽい感じがします。ジャズ・・の中でスティールギターとヴァイオリン、バンジョーが登場しますが・・・スティールギターのおっちゃんが一番目を引きましたw。周りはみんなスーツ姿なのにも関らずジーパンに薄紫のジャケットをはおったお姿、容姿が”くたびれたおっちゃん”なので異様な存在感でした(苦笑)。スチールギターのソロはボリュームでかくて周りの音を喰ってたきがしますがすばらしかったです。でも曲が曲だけに、佐渡さんの言葉をかりるとさびたハワイアンセンターで流れている曲でした(苦笑)。2曲目は「二人でお茶を」の演奏、ショスターコビッチが1時間で編曲しろと言われて40分で完成した曲で、今ではオリジナルの曲に近い扱いを受けている作品らしいです。なんか聴いたことはあるようなないような、お上品な方々がアフタヌーンティーでもまったり飲んでいるようなそんな感じがしました。締めの3曲目は「交響曲 第5番 ”革命”より 第4楽章」、これカッコ良いですよね~。昔中学生の時だれでもいいから”運命”買おうと思って一文字間違えて買って衝撃を受けた記憶があります(嘘のようなホントの話・・・確か買ったのはレナード・バーンスタイン(佐渡さんの師匠)の名盤と言われる(後から知ったんですけど)奴です。)。比較できるほど耳は良くないのでなんとも言えませんが、体全身で指揮する佐渡さん(何回跳んだことやら・・・)にそれに答えようとするオケの人達の演奏最高にすばらしかったです。

アンコールは「モスクワを疾走」・・・はじめ政治的がらみもあって「モスクワを失踪」と思ってました(苦笑)。失踪にしてはやけに明るくテンポの良い曲だなぁと思い聴いておりましたから・・・運動会の音楽にも良いかも。2曲目は会場の希望者と一緒に「星条旗よ永遠なれ」の演奏でした。シエナの演奏の締めくくりはこの星条旗・・・が定番らしく、ステージにこれでもかぁと言わんばかりにぎゅうぎゅうで演奏してました。楽しそうでなにより、観ている側も楽しませて頂きました。

老若男女全員を楽しませよういう志向が感じられた今回の演奏とても満喫できました。2008年の2月にまた名取市へ来るそうなのでまた観に行けたらいいなぁと思う今日この頃でした。

         ~Program~
           第1部
   D.ショスターコビッチ:祝典序曲
   R.ワグナー:エルザの大聖堂への行列
   A.ゴーブ:メトロポリス

第2部 音楽のおもちゃ箱 ~佐渡×シエナ×岩井直溥!~ 
   シング・シング・シング 
   マンボーNO.5 
   アフリカンシンフォニー

第3部 「ショスターコビッチ生誕100周年」 
   ジャズ組曲 第1番(第1曲 ワルツ/第2曲 ポルカ/第3曲 フォック・ストロット) 
   二人でお茶を(タヒチ・トロット 作品16 にもとづく) 
   交響曲第5番「革命」より第4楽章

       アンコール 
    モスクワを疾走
    星条旗よ永遠なれ

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