土曜はレイトショー・・・今宵は「アンジェラ」を観る予定でしたが、上映場所が郊外だったのと個人的な観たさ重要度の差でモノクロ映画繋がり?(苦笑)で「GOOD NIGHT & GOOD LUCK」を観て参りました。
いつの世も差別と権力の誇示はなくならいものだと、そしてそれに立ち向かう人達も・・・そう思いながら観てしまう作品でした。
東西冷戦に突入し、共産主義(旧ソ連)に怯え、又は毛嫌いし、その結果起こった「赤狩り」運動・・・身の回りの怪しき者は除外する・・・反論するものは赤(共産主義者)だ・・・そんな思想と権力から“報道の威厳”と“報道のCBS”を守ろうとした報道のパイオニアCBSの人気キャスターエド・マロー(デヴィッド・ストラーザン)にプロデューサーのフレッド・フレンドリー(ジョージ・クルーニー)率いる報道制作チームの命と人生とプライドを賭け、奮闘した記録(実話)を当時のニュース映像を交え表現した作品です。
エド・マローのどんなに苦境に立たされても部下や同僚の前とお茶の間の前では決して、苦渋の顔は見せず、自信と威厳のある表情で淡々と、感情の起伏が感じられない口調、そして決めのセリフ“GOOD NIGHT!! & GOOD LUCK!!”・・・私の後ろで鑑賞していた常連と思われるおじさんが思わず「かっこいい~」と言う位(私も心の中で・・・)かっこ良かったです。理想の上司像に思われました。右手に吸いかけのタバコを持ってカメラの前に立つスタンスは観ていて上品に見えました。今そんなことしたら下品に観え抗議の電話が殺到(もし古舘伊知郎が同じ格好で報道番組に出ていたら・・・苦笑)しますよね・・・。
振る舞いはクールに、中身は熱い~男達の繰り広げるドラマとくとごらんあれ!!
土曜レイトでしょ~レイトで見たいものがなく已む無く普通料金払って観る事に・・・苦笑。今回は「かもめ食堂」です。
MOVIE WALKERで上映開始から今も直“見て良かった作品”ランキングTOP3にはいっている本作品、やっと見ることが出来ました。
ホント見て良かった~。贅沢な笑いと癒しの時間を頂きました。
観ていてちょっとやそっとのハプニングは自然の出来事のようにカメラが回っているところが趣き深かったです(椅子を引いて電気スタンドが倒れそうになったり、カメラワークが覚束なかったり、客にだした冷水が邪魔で皿が置けなかったり・・・)。
役者さんも少数精鋭で見ごたえありました。かもめ食堂癒しの元、主人公サチコを演じる小林聡美さん・・・素敵でしたね。綺麗な方だと改めて実感、日々メンテナンスしていらっしゃるのか綺麗なボディラインと観ていて思いました。アニメのトリビアネタを得意としアグレッシブな日本人旅行者を演じる片桐はいりさん・・・ムーミンネタ初耳でした(苦笑)。往年のおかっぱ姿サイコーです。中盤から登場する日本旅行者を演ずるもたいまさこさん・・・後姿のみでの演技&独特の間と独特の口調・・・たまりません。後姿の演技はニコラス・ケイジやアル・パチーノとタメはってるなと勝手に思いました(笑)。最後の猫のネタは「やっぱり猫が好き」を彷彿させているような・・・(でも日テレだしな・・・苦笑)。
かもめ食堂のメインメニューはおにぎり・・・理由は日本のソウルフードだから・・・日本を離れるとホントソウルフードなんだと実感します。仕事で中国に行く事があり、現地の中国料理はおいしいのですが結果的に一番食すのがおにぎり(梅&鮭)とお味噌汁だったりします。
DVDほしくなりました。また観たくなるはずだから・・・
実家から戻り、時間を何気に持て余していたので、映画を観てきました。今回は「LAST DAYS」です。
カート・コバーン(NIRVANA)に捧げられた作品として話題にあがった本作品、カートを知らない人(≒自殺現場のニュース映像・・・カート本人が仰向けで倒れている姿を見ていない)にとっては何を表現しているか観ただけではわからないと思います。
ガス・ヴァン・サントは自殺現場のニュース映像と実際に生前のカートに接した経験より想像を膨らまし、マイケル・ピット演じるブレイクという擬似カートの自殺までの数日間をつくりあげた。「Kurt Cobain All Apologies」にて語られた自殺までの道のりが伝記とすると本作品はフィクション的外伝(例えると水戸黄門や遠山の金さんのような時代劇かな?)と位置づけになると思います。
ブレイクが歌う「DEATH to BIRTH 」、演じるマイケル・ピットの持ち歌らしいがどこかNIRVANAの曲を彷彿させ、趣き深かったです。
夢は叶えるもの・・・夢が叶ったとき次の夢(=進む道)は見つけることが出来るだろうか・・・?
土曜はレイトでしょ~。今宵は「BROKEN FLOWERS」でした。
感想として、2時間弱という上映時間が短く感じられた映画でした(終わり方もあっさりして・・・)。私にとって「ゴーストバスターズ」シリーズ以来観る白髪のBILL MURRAYの哀愁ある表情が良かったです。セリフがなく表情の微妙な変化で心境が伝わってきそうなシーンが時折あって趣き深かったです。
FRED PERRYのジャージ着て長い皮のソファーで映画(ドン・ファンなんて渋い・・・)観たり、音楽(フォレのレクイエム良かったですね~)聴いたりするのが私の老後(60以降)の夢であるので最初のシーンを観たときはちょっと鳥肌が立ちました(追加で海辺の廃屋になった小さなホテルをリフォームして生意気な猫飼って・・・)。
尖がった所が丸みを帯び、物静かにしかも色気がある主人公ドン(ダサいおっさんといえばそうですが・・)みたいなそんなじじぃになりたいなと映画を観て思う今日この頃の私でした。
そういえば私の観にいった映画館では、一輪(以上)のピンクの花を持参すると1,000円で観られ、近くのカフェでは最後に出てきたサンドウィッチを食する事ができるとか・・・その上半券持っていくと一杯のピンクグレープジュースのプレゼント付・・・余韻も楽しめるとはなんて粋な・・・
GW並び映画の日(¥1.000)ということもあり、盛岡の名劇1,2にて「THE NEW WORLD」鑑賞いたしました。
感想としてコリン・ファレルが存在的&話的にメインで進行していくのかなぁと思いましたがポカホンタス役のクオリアンカ・キルヒャーの存在感(屈託のない笑顔が素敵でした。)が徐々に大きくなって・・・あぁポカホンタスの半生を描いたお話なんだと最後に感じたそんな映画でした。
スミス(コリン・ファレル)、ロルフ(クリスチャン・ベイル)、ポカホンタス(クオリアンカ・キルヒャー)この3人を均等に重点をおこうとしたのか(わかりませんが・・・苦笑)まどろっこしいような・・・話の割には上映時間が長かった気がしました。
でも飽きた感じはなく世界観を満喫できました。
GW4日目、本日も贅沢に真昼間から映画観てきました。「V FOR VENDETTA」です。
「マトリックス」を手がけたウォシャウスキー兄弟が脚本と製作に携わり、レオンからファンであるナタリー・ポートマン出演ということもあり是非見たかった作品でした。
先入観として斬新なアクションで魅せる映画かと思ってましたが、民主主義社会に起こりうる問題を“ガイ・フォークス・デイ”に絡めた政治色の濃い作品(80年代のコミックが原作とはおもえない・・・)でした。アクションも観せるところできちっと華麗に魅せられ、大変満足でした(なんか時代劇みたいな展開に思えました。)。
復讐に燃える冷酷で仮面の下で何を考えているかわからない「V」。そんな彼がイヴィー(ナタリー・ポートマン)の為に楽しそうにクッキングするシーン・・・コミカルで笑えました。
見せ場として街中を多い尽くす「V」の群集、その群集・計画の集大成をイメージさせるようなドミノ(3万個ぐらい?)が倒れるシーン・・・鳥肌が立ちました。
続編が匂うような終わり方とは言えませんが、続編あったらいいなぁと思う映画でした。
UNDERWORLDの続編(完結?)であるUNDERWORLD:EVOLUTIONを観てきました。
前作のアンダーワールドにて主演のケイト・ベッキンセールの虜になったということもあり続編も楽しませてもらいました。
感想は、
『ボカシが邪魔(爆)』
『観ているおっさん共、濡れ場で咳き込んでそわそわするな!!・・・ウザイ』
『お腹がぐうぐうなってもアクション映画は影響なし(映画と関係なし・・・苦笑)』
この感想だけだどエロメインに見えちゃいますね(1シーン程度です。)・・・苦笑、ライカン(狼男)V.S.吸血鬼の壮絶なバトルが見物です。人(化け物ですが・・・)が戦いによってパペットのように簡単にボロボロに崩れていく様は返ってグロさが感じられないのでグロいの苦手な方も観やすいと思います。
前作は登場人物について深く語られる事がなかったのでいろいろと謎が多かったのですが、今回で過去にも遡りいろいろと謎が解明されていきます。ですので観る前に前作はチェック必要です。
この映画を観て、「マトリックス」と似ているなと感じました。なんとなくですが構成が、1に世界観、2にストーリー、3に登場人物という優先順位があるような気がしました。監督の共通として日本のアニメ・・・押尾守&大友克洋に影響を受けているというのもあると思いますが・・・まぁその辺は気にせず娯楽アクション映画として観て頂きたいと思います。
ケイト・ベッキンセールの美しく・カッコイイ勇姿をご堪能あれ!!
土曜はレイトでしょ~してきまして・・・今回はTHE PRODUCERSです。
「オペラ座の怪人」、「シカゴ」に続く人気ミュージカルの映画化したものです。
エンドロールが終わるまでリズミカルでお馬鹿で、ミュージカルって楽しいもんなんだよっていうのが舞台で見たことがない私にも伝わってきてとても楽しませてもらいました。
さすが歌って踊れる舞台俳優さん!!聴かせる!!魅せる!!しかも1シーンが長い・・・照明とか小道具をからめた踊りにセリフに歌に全ていとも簡単にこなしているような所が観ていて感動しました。本場ブロードウェイのミュージカル観にいきたいです(夢はTKSに並んで売れ残りのチケットを買って観る事・・・通ぽいでしょ・・笑)。
予告編で観たミュージカル「RENT」の映画版も楽しみです。