CSのCMで“U2のボノも認めた!!”と頻繁に流れている「SNOW PATROL」通称スノパト・・・オーソドックなUKロックで確かにイィ~、けどCMがムカつく(苦笑・・・最近のUKロックアーティストの宣伝はU2の名前をよく出してるから・・・)。
4thアルバム「EYS OPEN」がリリース、フジロックにも参戦しますので、要チェックです。「YOU'RE ALL I HAVE」が巷で流れてますが、私のお気には「SHUT YOUR EYES」です。
「DIRTY PRETTY THINGS」・・・昨年末から元「LIBERTINES」のカール・バラーとゲイリー・パウエルが、アンソニー・ロッソマンドや元クーパー・テンプル・クローズのディズ・ハモンドらと組んで結成したと話題に挙がった新バンド・・・「BANG BANG YOU'RE DEAD」最近チャートに入ってきました。ヴィジュアルも曲もカッコイィ~。
「Don't Listen To The Radio」がチャート上位まで一旦上り詰めたのですが、最近下降気味の「THE VINES」。無気力感と激しさを持つ曲調が好きですね。
「VALENTINE」がこれまたチャート上位まで上り詰めてましたが、現在はランク外の「DELAYS」。過去のDISCOGRAPHYにあるもの聴いてみるとピーンとこないのですが、「VALENTINE」が入っている「YOU SEE COLOURS」が良いんですよ。テクノ駆使してどこか懐かしさを覚える曲調で良いです。
後は・・・HOOBASTANKの「IF I WERE YOU」とか、まだまだ若いNOFX「SEEING DOUBLE AT THE TRIPLE ROCK」も良いですね~。
重松清の「疾走 上・下」読み終えました。主人公のシュウジは広大な干拓地と水平線が広がる町に住む走る事が好きな平凡な中学生。兄弟には両親自慢の兄シュウイチがいてシュウジにとって大好きな兄だった・・・小学生までは・・・。中学生になりシュウイチは地元で有名な進学校(高校)に入る。町は「ゆめみらい」と名付けられた巨大リゾートの計画が進行し立ち退く住民が増えていき町並みは変わろうとしていた・・・それと同じくしてシュウイチにも変化が・・・。シュウイチが堕落し犯罪に手を染める・・・そこからシュウジ一家の苦難の日々がはじまり家族はバラバラとなっていきます。
上巻を読むにあたり結構時間をかけた気がします。読む時間があまりなかった事もありますが、進行役のシュウジをさす呼び方「おまえ」に、読んでいてなかなか慣れなかったというのも理由の一つかもしれません。全ての登場人物の心理描写を表す視点「神の視点」と人称が「二人称」であることが本作品の特徴と思います。下巻になってやっと慣れ、面白みが増しました。
下巻を読んで、暴力と性の激しい描写が続き、読んでいて「馳 星周」作品読んでいるのかなぁと錯角したりして衝撃のクライマックスへ導かれていきました。この作品にて切っても切れないのが「聖書」です。上巻にて過去を背負う神父に出会う事により、シュウジ達は聖書に接します。聖書によって登場人物の心理に影響をもたらすのですが、読んでいて聖書に対して、いろんな苦難に陥った人々の心の救いになるような沢山の言葉が書き綴られているんだと今頃になって感心いたしました(読んでいて聖書が苦手だとも気づく)。
読み終えて心に残ったものは「孤独」、「孤高」、「人とのつながり」この3つでした。
読んで得られる感動は決して爽やかではありませんが、読んで損はない作品だと思います。是非読んでいただきたいです。映像でもあるようなのでそちらででも是非・・・
実家から戻り、時間を何気に持て余していたので、映画を観てきました。今回は「LAST DAYS」です。
カート・コバーン(NIRVANA)に捧げられた作品として話題にあがった本作品、カートを知らない人(≒自殺現場のニュース映像・・・カート本人が仰向けで倒れている姿を見ていない)にとっては何を表現しているか観ただけではわからないと思います。
ガス・ヴァン・サントは自殺現場のニュース映像と実際に生前のカートに接した経験より想像を膨らまし、マイケル・ピット演じるブレイクという擬似カートの自殺までの数日間をつくりあげた。「Kurt Cobain All Apologies」にて語られた自殺までの道のりが伝記とすると本作品はフィクション的外伝(例えると水戸黄門や遠山の金さんのような時代劇かな?)と位置づけになると思います。
ブレイクが歌う「DEATH to BIRTH 」、演じるマイケル・ピットの持ち歌らしいがどこかNIRVANAの曲を彷彿させ、趣き深かったです。
夢は叶えるもの・・・夢が叶ったとき次の夢(=進む道)は見つけることが出来るだろうか・・・?
土曜はレイトでしょ~。今宵は「BROKEN FLOWERS」でした。
感想として、2時間弱という上映時間が短く感じられた映画でした(終わり方もあっさりして・・・)。私にとって「ゴーストバスターズ」シリーズ以来観る白髪のBILL MURRAYの哀愁ある表情が良かったです。セリフがなく表情の微妙な変化で心境が伝わってきそうなシーンが時折あって趣き深かったです。
FRED PERRYのジャージ着て長い皮のソファーで映画(ドン・ファンなんて渋い・・・)観たり、音楽(フォレのレクイエム良かったですね~)聴いたりするのが私の老後(60以降)の夢であるので最初のシーンを観たときはちょっと鳥肌が立ちました(追加で海辺の廃屋になった小さなホテルをリフォームして生意気な猫飼って・・・)。
尖がった所が丸みを帯び、物静かにしかも色気がある主人公ドン(ダサいおっさんといえばそうですが・・)みたいなそんなじじぃになりたいなと映画を観て思う今日この頃の私でした。
そういえば私の観にいった映画館では、一輪(以上)のピンクの花を持参すると1,000円で観られ、近くのカフェでは最後に出てきたサンドウィッチを食する事ができるとか・・・その上半券持っていくと一杯のピンクグレープジュースのプレゼント付・・・余韻も楽しめるとはなんて粋な・・・
GW並び映画の日(¥1.000)ということもあり、盛岡の名劇1,2にて「THE NEW WORLD」鑑賞いたしました。
感想としてコリン・ファレルが存在的&話的にメインで進行していくのかなぁと思いましたがポカホンタス役のクオリアンカ・キルヒャーの存在感(屈託のない笑顔が素敵でした。)が徐々に大きくなって・・・あぁポカホンタスの半生を描いたお話なんだと最後に感じたそんな映画でした。
スミス(コリン・ファレル)、ロルフ(クリスチャン・ベイル)、ポカホンタス(クオリアンカ・キルヒャー)この3人を均等に重点をおこうとしたのか(わかりませんが・・・苦笑)まどろっこしいような・・・話の割には上映時間が長かった気がしました。
でも飽きた感じはなく世界観を満喫できました。
盛岡市にある映画館は「映画館通り」と呼ばれる(というか地名です。)盛岡大通りを南北に横切るこ洒落た通りに集中しております。
10年ぶりに足を運んだ「映画館通り」は綺麗な街並みに変わったなぁってのが感想でした。
今回「THE NEW WORLD」を観に名劇2へ行くことに・・・
この映画館は街並みと違って昔と変わらぬまま存在しており懐かしく思えました。
段差がなく前に人が座るとびみょーに邪魔に思える配置で使い込んだ味のあるシート・・・私が在学時の小学校のステージにあったような緑と紺の幕・・・昔のままでした。
しかも防音がいまいち・・・救急車の音、外のロビーの会話の音・・・どこからともなく聴こえてくる感じ(苦笑)・・・ 昔ながらの映画館ならではの環境で感慨深かったです(新しい映画館だったら許しませんが・・・)。
新しいタイプの映画館も使い勝手と音響が良くて好きですが、昔ながらの決して観る環境が良いとは思えない映画館も味わい深く好きですね~。でもアクション映画は観たくないかも。。。
GW4日目、本日も贅沢に真昼間から映画観てきました。「V FOR VENDETTA」です。
「マトリックス」を手がけたウォシャウスキー兄弟が脚本と製作に携わり、レオンからファンであるナタリー・ポートマン出演ということもあり是非見たかった作品でした。
先入観として斬新なアクションで魅せる映画かと思ってましたが、民主主義社会に起こりうる問題を“ガイ・フォークス・デイ”に絡めた政治色の濃い作品(80年代のコミックが原作とはおもえない・・・)でした。アクションも観せるところできちっと華麗に魅せられ、大変満足でした(なんか時代劇みたいな展開に思えました。)。
復讐に燃える冷酷で仮面の下で何を考えているかわからない「V」。そんな彼がイヴィー(ナタリー・ポートマン)の為に楽しそうにクッキングするシーン・・・コミカルで笑えました。
見せ場として街中を多い尽くす「V」の群集、その群集・計画の集大成をイメージさせるようなドミノ(3万個ぐらい?)が倒れるシーン・・・鳥肌が立ちました。
続編が匂うような終わり方とは言えませんが、続編あったらいいなぁと思う映画でした。

