TRU CALLING ~season1 全20話・season2 全6話~正月休みから見始め、やっと見終わりました。不慮の死を遂げた死者の声を聴く能力を持ち、死体安置所にインターンで働くトゥルー。死者の声を聴くとその日の朝に時間が戻り、謎を解いて死者を救くおうとするお話しです。最後の第26話(season2 6話)で今後の展開を期待させる流れでしたが、アメリカにて視聴率低迷により“打ち切り”ということで続編は今のところないそうです(受け売りですが・・・)。"24"のように話が跨ぐ(せめて前編・後編、2話連続のような・・・)様な構成だともうちょっと続いていたのかも?・・・と思ってしまったりします。このドラマのゲームがあったら面白い(バイオハザードとかまいたちの夜足して割ったような・・・)と思うのですが・・・予定ないのかなぁ?
超能力を題材にしたお話は結構好きだったりします。筒井康隆の“七瀬三部作”・・・「家族八景」、「七瀬再び」、「エディプスの恋人」や宮部みゆきの「龍は眠る」はお気に入りです。七瀬三部作は、山崎さやか画の「NANASE」全4巻を読み、知りました。「コンテストで3位以下になることはない」美人で、人の心を読む能力(テレパス)をもつ火田七瀬は、家政婦としていろいろな家庭に派遣される。テレパスによってごく平凡に見える家庭のドロドロした人間関係や、隠された秘密など暴かれていき、只でさえ人間不信な七瀬がさらに不信になっていくお話が「家族八景」です。その後・・・家政婦をやめた七瀬がさまざまな力を持った能力者達と出会っていき、時には戦い、時には救いの手を差し伸べ、スリル・ショック・サスペンスを展開していくお話が「七瀬再び」です。その後・・・学校に勤めとある学生を取り巻く大きな力に疑問を覚え、調べていくうちにその学生と恋に落ち、大きな力の真実を知ることにより自分が存在している理由を知ったり、宇宙の摂理に触れたり・・・などなどだんだん話が壮大なスケールに展開されるお話が「エディプスの恋人」です。「龍は眠る」は七瀬と同じ人の心を読む能力(ここではサイキックと呼んでいる。)を持つ少年がとある事件の犯人を知ってしまう(=読む)。そこでたまたま少年を車に載せた雑誌記者である主人公に犯人を教えようとするが信じてもらえず、自分の能力を証明する為彼の身に起こった出来事を読み当てていく・・・。面白いです。人の心を知りたいとは思うときはあるけど、知らなくて良い事まで知ってしまわなくてはいけないならいらないなぁ・・・そんな能力・・・。