スカパー(フジTV 721)でF-1の予選・本戦放送後にもれなく見られる「フォーミュラカー基礎講座」というものがあります。
F-1はどれだけシビアな世界で、日々のちょっとした技術の進歩の積み重ねで大きな結果をもたらすかをF-1解説でおなじみの森脇さんが広く浅くわかりやすく解説しており、東海大学工学博士の高木さんが技術の基礎(流体力学他)をF-1を用いて解説してくれる番組です。2004年製作されたものでずっと再放送しているようです。
昨日マレーシアGPの予選放送後に見ました。高木さんの講義でマシーンが走行中に受ける風圧(=動圧)について係数(=計算)を用いてはじき出すものだということを解説してました。ピトー管やレイノルズ数(Re)とか大学で聴いた単語や計算式が出てきて懐かしく思いました。学生生活をバイトと講義中の睡眠で埋めてしまった私が唯一鮮明に覚えている学問だったので・・・(というか卒研の講座が化学工学だったというのもありますが・・・)。その当時の先生がよくゼロ戦を用いて説明してくれたので興味がわき頭に入った記憶があります。やはり人間楽しい・面白いと感じるものは身につきやすいと思います。
最近の学生の学力低下が懸念されてますが、それは学力がないのではなくて学問に対して魅力がないだけだと思います。学生時代は20歳になれば行動の制限はなくなり好きなように時間を使える贅沢なときだとおもいます。そこでアンテナひろげたくさん見てたくさん経験して頂きたいと思います。身の回りにあるもの遊ぶもの癒されるもの全てのプロセスに学問が付きまとっていると思います。楽しんで(≠楽すること)できる学問を見つけまい進してください・・・・ってフォーミュラカー基礎講座を見て自分の後悔の念を言っているだけなんですが・・・苦笑。

